夏の名残り、あるいは夏飯総ざらえ
今年も金木犀が秋風を運んできて、
朝夕肌寒くなってきたせいか、けっこう厚着しているヒトも多くなり、
散歩道や近所の公園もすっかり秋の気配。
なのに、
ウチのベランダではハイビスカスがまだまだ元気。
実はこの花、けっこう寒くなる頃まで咲き続けるんですよ。
偉い、嬉しい、愛いヤツ。
そんなこんな、夏の名残りはまだあちこちに。
ということで、本日のランチは「パッチギ」ビビム麺。
この麺は、こないだ大阪生野のコリアンタウンで仕入れたシロモノ。
買ってはみたものの、個性的なパッケージには辛さ10倍とあり、
有名な映画からとったと思われる「頭突き」を意味するネーミングに、
もしかしてこれはビビム麺ではなく、ビビリ麺~?、
なんちってひとりオヤジギャグ全開。
というのもワタクシ、けっこう辛いもん好きではあるけれど、
脳天しびれたり、涙ボーボー舌をひきちぎりたくなるほどの、
マニアック的辛さを求めたりはしてないのよね~。Mじゃねえし。
しかし「意外と普通の辛さだったよ」という、
すでに試された方の証言を思い出したので、
ここはひとつそれを信じて、思い切って食べてみよう。
具はワタクシお手製の、なんちゃってキムチに、
冷蔵庫にあったプチトマトと水菜。ま、ありあわせ、ちゅうことね。
まずは、備え付けの「辛味の壷」なるタレを全部かけて、
オマケにゴマ油もチョロリとかけまわす。
ビビム麺のビビムとは「混ぜる」ということであるので、
(ちなみに通称ビビンバ=ビビムパップは、混ぜ飯の意)
麺と具とソースをしっかりビビムビビム(混ぜ混ぜ)して、
すると、あらら、わりと甘~い。
辛いのはほどほどで、甘みのほうが勝っているカンジ。
おいしいのはおいしいので、そのまま半分食べて、
残りの半分に、前述の証人でもある『とらネコは旅の空』の、
やきたまご(通称ヤッキー)さんにもらった島唐辛子胡椒をぶち込んでみた。
これ、しまんちゅーヤッキーさんの手づくりで、超ウマ辛。
舌の先にちょっとのせてみただけでビリビリくるすごいヤツです。
これを加減しつつ、少し入れてまたビビムビビム。
すると、ほど良く辛くなって、チョアヨ、チョアヨ、マシッソヨ♪。
小鼻にうっすら、いい汗かきました(笑)。
がちまやーヤッキーにぃにぃの手づくり胡椒シリーズはまだあって、
こちらはユズならず、シークヮーサー胡椒。
それとにぃにぃご愛用の、
これまたシークヮーサー仕立てにシママースのきいた塩ポン酢。
このコンビ、鍋にはもちろんだけど、サラダにも大活躍、
なかでもローストビーフに使うと、さっぱりして相性ピッタリ。
また、この夏、私の定番料理になっちまってた、
根野菜やひじきの豆腐ハンバーグにも合いました。
ポン酢にシークヮーサー胡椒を混ぜ、醤油をタラリ。
それをドレッシングにしています。
この豆腐ハンバーグ、具材にも肉気ナシの精進つうかマクロビ的料理ですが、
豆腐の味を生かすべく、ちょっと濃いめの「男前豆腐」なんかを使い、
つなぎにはパン粉ではなく、もち麩を叩いて粉にしたものを使用してみたら、
これが我ながらヒットでした。
マクロビ的といえば、こちらも。
ある日のランチ。
これは那覇市壺屋の金壺食堂という、台湾精進料理店のちまきで、
これまたヤッキーにぃにぃからのいただきもの。
もちろん無化調、古代米と椎茸やピーナッツを使ったこだわりのちまきだそうで、
これがすんごく美味い。
余分な味付けがいっさいなくて、噛めば噛むほど滋味深い。絶品ちまきです。
汁は、写ってませんがアーサー汁でやんす。
余談ながらこの絶品ちまき、冷凍庫にあと1個残るのみ。
来週あたり、壺屋のやちむん博物館前を急ぎ足で駆け抜け、
台湾食堂に駆け込むやまとんちゅーがいたら、それは私かもね(笑)。
ところでひじきの煮物ですが、冷凍保存できると最近知って目からウロコ。
そうとなれば、一度にたくさん作っても大丈夫なわけで、
今でははすっかり我が家の常備菜になりにけり。
ひじきラブ♪ですわい。
大豆は市販の水煮を使うと便利なのでしょうが、
あれは食感がやわらかくなりすぎていて物足りないので、
乾燥豆を水につけ、一昼夜冷蔵庫で戻して使っています。
手間はかかるが、美味いのが第一なので、やむなし。
ついでながら、デザートは豆乳プリン。
これはマクロビ風ごはんカフェの『あげは。』で食べたのがとてもおいしかったので、
すぐさまマネッコして作るようになったもの。
プリン自体に甘みをつけていないので、黒蜜をかけるのがいいのだけど、
このときはあいにく切らしてたので、代わりにメープルシロップがけ。
きなこは黒豆きなこを使うと、やっぱりコクがあって美味しいなあ。
そういえば『あげは。』のカレーが美味しくてクセになってしまい、
自分でも夏野菜をたっぷり入れたカレーをよく作りました。
レシピはマネッコというより我流。これはココナッツ・ミルク入り。
野菜からとろみがでるので、小麦粉は必要なし。
というか、私は小麦粉を使わないカレーの方が好みのようです。
市販のルーを使わなくなって久しい。
こちらのカレーは数日前。
これからは季節柄、キノコの出番が多くなりそう。
とはいえ、今秋もマツタケとはご縁がないかも。
といいつつ、あっ、そーだ。
いいものがあるのを思い出した!。
うしし。
でも、それはまた次の機会に。
by Tamarind-Cafe | 2009-10-24 04:39 | 美味しいもの