大山崎山荘 中国茶会 その壱



10月16日は重陽の節句でした。

d0005397_231966.jpg

てなことは、じつは当日、こちらで菊を拝見するまですっかり忘れていましたが、
なんとまあ、我ながらいい時期にいいところへ来たもんだ。


そのいいところとは、京都大山崎山荘
天下分け目の天王山の中腹に位置し、木津・宇治・桂川の三川を眼下に眺め、
5500坪の広大にして優雅なる庭園と、イギリス式の本館、
モダンな新館からなる1996年から公開された美術館であります。

d0005397_242019.jpg


こちらには前々から、いつか行かねばと思っていたところ
たまたま庭園内で中国茶のお茶会があると聞き、
こりゃいい機会ではあるまいかと、阪急電車に飛び乗って神戸から一路山崎へ。

京都っ子のミキさんが、急なお誘いにもこころよく付き合ってくださり、
山崎駅で待ち合わせ。とても楽しい秋の遠足になりました。


d0005397_1585012.jpg

駅からの送迎バスで天王山麓の急勾配を楽して上がり、
雰囲気のあるトンネルをくぐると、もう大山崎山荘の広大なお庭。

d0005397_158543.jpg


d0005397_159093.jpg



d0005397_159451.jpg



d0005397_159894.jpg

まずは美術館にもなっている本館一階で入館と茶会参加のお支払い。

館内は撮影禁止なので、ベランダから、
夏はさぞ見事な眺めだろうと思われる蓮池をパチリ。

d0005397_1592921.jpg


d0005397_1593389.jpg



d0005397_1593664.jpg


小高いところに建つのは白雲楼と呼ぶ、この山荘で最初に建てられた塔で、
創建者で実業家の加賀正太郎氏は、まずこの塔をから所有地全体を見下ろして、
遊学先であったイギリスの景色を再現すべく、設計の案を練ったとのこと。

なんか、明治のヒトってすごいヒト多いよねぇぇ・・・・。

お茶会の前に、民芸運動の方々の作品や彼らが手本として持ち帰った、
国内はじめ洋の東西のお宝、いわゆる山本爲三郎コレクションをじっくり拝見し、
※ちょうど「民芸誕生」展が開催中でした。


d0005397_201276.jpg

ついで、安藤忠雄氏の設計により、山荘の景観に配慮して
造られた地下の新館にて、モネの「睡蓮」を鑑賞。
うーむ、眼福、眼福。

いやじつは、民芸派の芸術品もモネの大作も素晴らしいのですが、
本舘の喫茶室から香ばしいコーヒーの香りが漂ってきており、
そのテラスからは素晴らしい眺望が楽しめるとのことでもあるし、
私とミキさんは「ぜひぜひイギリス貴族気分でコーヒーしたい~」と、
身もだえ(大げさではない)したのですが、なにしろ本日の目的は中国茶会。
これからたんとお茶飲まなあきまへん。

でもイギリス貴族気分味わえずにザンネン、なんて思ったのは一瞬で、
すぐに中国の貴人文人気分、どっぷり満喫。

茶会を主催するのは、大阪天満の「茶藝館 無茶空茶」さん。

d0005397_201892.jpg


d0005397_202228.jpg


まずは菊茶席にて口を湿らし、金沢諸江屋の菊花せんべいをいただいたあと、
小道を登って茶室「彩月庵」へ。

d0005397_203375.jpg


d0005397_20281.jpg

ガラスの器をつくばいにみたて、菊花をうかべたこのもてなしのセンスの良さ。
これぞ茶のこころ。さすがです。

感心しつつ、茶室に到着。

d0005397_203714.jpg

数奇屋風の茶室「彩月庵」。

旧暦九月九日。もっとも縁起の良い陽の数字が重なる重陽の節句では、
菊酒を飲み、高いところに登って健康祈願するのが中国の慣わし。

まあ、イマドキの都会の若いチャイニーズたちはそんなことやったこともない。
たまに知ってるという子にしても、「あんなの、おじいちゃんの時代」と、ミモフタもない。
しかし、開封などかつての中原の古都では、
町をあげての観光イベントとして復興させつつある気配だし、
経済に余裕が出ると、伝統文化が見直されたり懐かしがられたりもするものなので、
こういうステキな重陽節の催しを、逆に中国に教えてあげたいカンジ。

d0005397_3342530.jpg


てなことを思いつつ、彩月庵でいただいたのは、杉林渓高山茶。
しょっぱなから、私の大好きな台湾のお茶です。
台湾中部、鹿谷とその隣の杉林渓の茶は、水色美しく香り高く味は清々しく甘い。
飲んだ後、カラダが清められるような特上の茶。
普段は未公開の国登録有形文化財である茶室でいただくにふさわしい茶でした。
茶菓は可愛らしい鍵善の紅白菊寿糖。

つうても、お手前と茶を楽しみ、茶会の方々と茶室の雰囲気にひたっていたので、
さすがに無粋な撮影はできず・・・茶も茶菓も画像はなし、スマヌ。
お茶室内外の美しい景色でも見てちょーね。

d0005397_20411.jpg


d0005397_2244231.jpg


d0005397_20495.jpg


そして、彩月庵をあとに、次の茶席へ・・・。

d0005397_335631.jpg

なのですが、
スミマセン、長くなるのでつづきます(^^;)。



d0005397_2595922.jpg




[PR]

by tamarind-cafe | 2010-10-22 03:37 | 神戸&関西街歩き  

<< にゃんともHalloween 神戸元町 まったりランチ&カフェ >>