神戸関帝廟

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山手幹線(通称ヤマカン)からちょっと入った閑静な住宅街にある関帝廟。ウチからワリと近く、私の散歩圏内にある。北野異人館や南京町といった観光スポットからは少々離れているが、それでもときどき観光客の姿を見る。
関羽は字を雲長、三国志きっての大英雄だが、道教のもっとも人気の高い神様のひとり。清廉かつ忠義を重んじ侠気に富んだ関羽は後世の人々に人気が高く、唐代に神として祀られ、明代に関聖帝君と封号され、清代には王室の守護神として尊信された。武神ゆえ勝負の神、金銭に淡白であったことから逆説的に財の神、商業の神として特に渡世人と商売人の信仰が厚い。台湾と韓国では民族英雄神とされている。
d0005397_5255799.jpg神戸関帝廟は、1888年、大阪の長楽寺を神戸に移転させたおり、関帝を祀ったのが前身。その後「関帝廟」として独立した。扁額は戦後台湾に渡った革命家にして能筆家の于右任の手になるもの。
本殿に安置されている関帝像は1953年に台湾から運ばれてきたもので、大陸の像とは様式が異なる。1995年の淡路阪神大震災により大きな被害を受けたが、平成11年に修復。ちなみに瓦は北京瓦で、北京の紫禁城と同じ皇帝色。こじんまりとした敷地内には四阿(あずまや)があって、散策の休憩にもってこい。関帝廟の向かいは福建同郷会。
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「関帝廟」神戸市中央区中山手通7丁目3-2 TEL:078-341-2872 料金無料

オマケに海外の関帝廟をふたつ紹介。
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こちらは香港上環の「文武廟」。学問の神さま文昌帝と関帝が合祀されている。住宅と商店が密集した界隈にあり、こじんまりした廟ながらいつも地元参拝者や観光客で賑わっている。何週間も燃え続けるデッカイ渦巻き線香も見物できる。ここも私のぶらぶら散歩コースのひとつ。
「文武廟」香港荷李活道 料金無料
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こちらは世界中にある関帝廟の総本山ともいうべき「関林廟」。
「関林廟」は河南省の古都、洛陽の郊外にある。林とは聖人の墓を指すが、「関林」の他は孔子の「孔林」のみ存在する。関林の奥には孫権に切られた後、曹操が祀った関羽の首塚がある。たいへん立派な寺院で、本堂では参拝の善男善女が引きもきらず、裏手は近所の爺さん婆さんたちのかっこうの寄り合い場所になっていた。  「関林廟」洛陽市南関林 料金25元
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by Tamarind-Cafe | 2005-04-06 04:09 | 神戸&関西街歩き  

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