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粕汁の季節到来

肌寒い季節になると、ウチの食卓にしょっちゅう登場するのが粕汁(かすじる)です。

粕汁の粕は酒粕のことで、酒のモロミをしぼるときに出来るのが酒粕です。
落語にもありますね。すかんぴんの酒飲みが酒粕を食べる噺でしたっけ。
酒なら一杯、ニ杯というところを、一枚、二枚~、妙に可笑しい。

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私の作る粕汁は、母直伝のレシピで、こればかりは昆布とカツオでしっかりダシをとります。
そのダシに地元灘の酒粕と、白味噌も少量溶かし入れて、コクと甘みを出すのが我が家流。
合わせ味噌を入れるおうちもありますよね。
ウチはあくまで、酒粕のにこだわるということで、白味噌(ホントか?)。

具は大根、人参、コンニャクの他、里芋、ちくわを入れるときもあります。
やはりおうちによって、うすあげを入れたり、ワカメやしいたけなど、具もさまざま。
シメジやマイタケなんかもイケますよ。
酒粕も味噌と同じように、どんな具にも合うんですよね。

そして一般的な粕汁は、シャケやブリなど旬の魚をメインにするところを、
ウチはたいていは、アッサリと鶏肉メインです。たま~にシャケのこともあり。
ブタで作られるおうちもありますね。これも美味しそう。

ごらんのとおりウチのは具が少なめです。でも大鍋で作っちゃうんです。
私はとても汁(スープ)好きなのですが、粕汁はとくに毎食食べても飽きませんね。
近くに住む妹にもメールして、「仕事帰りに寄って食え」と、強要したり(笑)。
アツアツの粕汁は、カラダもココロもポカポカにしてくれるんです。

好きで食べてる粕汁ですが、この酒粕には必須アミノ酸やビタミンB類が
たくさん含まれているそうです。名前はカスだけど、カスじゃないんですね。
酒が作る優秀な健康食品だそうです。


そしてこちらは、最近ほぼ毎日食べていた旬のものです。
丹波篠山から直送の黒豆枝豆。

黒豆の効能はブームだけによく知られているところ。
イソフラボン、レシチン、グリシニン、サポニンが豊富で、
すなわち美肌、血液サラサラ、肥満防止など、その他効能がいっぱいあります。
加えて、黒豆の皮にはアントシアニンという成分が含まれていて、
抗酸化作用(つまり老化防止効果)があるし、眼精疲労にも効くんですってね。


でもね、なにより美味いんです。

粕汁の季節到来_d0005397_3265344.jpg


なかでも黒豆の本場、原産地である兵庫丹波篠山産は、うまみバツグンです。
黒豆栽培は難しいらしいのですが、近年は黒豆ブームで作る農家が増え、
おかげで枝豆も以前の半額くらいで売られるようになりました。

でも枝豆は、黒豆の収穫を終えたあとの一時期だけ市場に出るものなので、
シーズンはもう終わりです。
さびしー。来年、また会おうね、黒豆枝豆ちゃん。

これからは、収穫のあと、しっかり乾燥させた黒豆の出番ですね。
黒豆茶、甘納豆、そしてお正月の黒豆甘煮などなど。
みんな美味しい。楽しみです。

by Tamarind-Cafe | 2005-11-05 03:55 | 美味しいもの  

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