冬の風鈴



♪シャラーン、キーンン
♪シャララーン、キィィーンン

こころ洗われるやうな風鈴の音が響くのは、去りし夏の午後、
ではなく、
外気温6度の本日の午後のことでございます。

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西日よけの簾と観葉植物のせいで夏っぽく見えまするが、
当家は、あるじの趣味と怠慢で、年がら年中夏バージョンなのでございます。
風鈴の下に控えおるは、当家の若衆 古瓶之丞千代美丸。
夜となく、昼となく、また秋だろうが冬であろうが、
気の向くままに風鈴をかき鳴らすのを、たのしみとしておりまする。

右手でひょい
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この風鈴は、戦国の甲冑匠 明珍家の52代宗理氏の手になる
火箸風鈴でござります。
兵庫を代表する伝統工芸品のひとつといっていいこの風鈴は、
丸状と 角状の火箸を組み合わせて作られており、
その音色は他に類のない美しさ。

あるじはこの比例なき音色をことのほか愛し、
「夏のみとは惜しい」と、
通年出しっぱなしにしているのでございますが、
それを古瓶之丞千代美丸が見過ごすはずはございませなんだ。
ちなみに風鈴にあるべきヒラヒラとした紙栞を食いちぎったのも、
もちろん千代美丸でございます。

左手でちょい
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二本立ちのまま、本日の千代美丸の風鈴演奏会は、
飽きることなく続いたのでございます。






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by Tamarind-Cafe | 2005-12-19 20:10 | こびん  

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