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晩秋のホットアップルサイダー

肌寒くなりました。いよいよ晩秋です。
冷え込む深夜、なにか温かい飲み物をと思いたち、
ホットアップルサイダーを作りました。

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ホットアップルサイダーは、絞った林檎汁にシナモンを加えて鍋で煮た飲み物です。
林檎のまろやかな酸味とシナモンの甘みが溶けあって、
湯気と共に良い香りが部屋に広がります。
カップを手のひらで包んでゆっくりと味わえば、カラダばかりかココロも温かくなります。

この飲み物は、アメリカの、ニューイングランド地方の伝統的な冬の飲み物だそうです。
ニューイングランド。紅葉とメープルシロップで有名な雪深い土地。
いかにもホットアップルサイダーが生まれそうなところですよね。

ニューイングランドといえば、バーモント州で悠々自適の暮らしを営む、
絵本作家ターシャ・テューダーの1年を記録した『ターシャ・テューダー四季の庭』
という番組がNHKで、放映されました。
すこし前、秋の始まりのころ、9月のことです。
すごい反響だったようで再放送もされましたから、きっとごらんになった方も多いことでしょう。


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ターシャ・テューダーの絵本のファンは世界中にたくさんいるでしょうが、
彼女自身のライフスタイルに共感する人もまた多いようです。
私も番組を見、90歳になるターシャが「今が一番いい時よ」といい、
次の春に咲かせるために、たくさんの球根を植えるのを見て、
いいようのない感動を覚えました。

ターシャは美しくも厳しい自然あふれるバーモントの地で、
昔風の家を建て、開拓者のような暮らしを好み、
アンティークの衣類や家具や道具を愛し、食べものや日用品を手作りし、
自然にまかせたとしか思えない広大な庭を、長い月日をかけて創り上げています。
それはたゆまず努力して手に入れた彼女の実りです。
「自分の思うような庭を造るには、少なくとも12年はかかるのよ」というターシャの言葉を聞き、
私は思わずハッとしてしまいました。

その日、その時が楽しければ良いと過ごしてきたキリギリス型の私。
そんな生き方、考え方は、10年前の大震災からますます増長して、今日に至っています。
植物でいえば1年草。そんな私が、宿根草のようなターシャの生き方に感動してしまう。
ない物ねだりしてしまいそうで、それはまずいなあと思いつつ、
あれからの私は一冊、また一冊と、ターシャの本を読んでいます。


晩秋のホットアップルサイダー_d0005397_450666.jpgホットアップルサイダーをすすりつつ、
今夜もまたターシャ本を開きます。
いきいきとして、ユーモアもたっぷりな
ターシャの言葉は、暖炉の火のように暖かくもあり、
林檎のように酸っぱい香りもするようです。

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by Tamarind-Cafe | 2005-11-21 05:12 | Entertainment

 

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