Rooibos tea

このルビー色の水色が大好き。
私がルイボス・ティーと出逢ったのは、今のようなブームになる前のこと。
知人のおうちに招かれていただいたのがすっかり気に入って、それからずっと愛飲している。
ルイボス・ティーは茶外の茶。南アフリカ共和国ケープ州の高原、セダルバーグ山脈付近でしか生育しない、学名アスパラサス・リネアリスというマメ科の植物からつくるハーブ・ティーである。古来から先住民の伝統医療や飲料に使われていたという。ルイボスというのは先住のクリック音で有名なコイコイ人の言葉(コイコイコバブ)で「赤い藪の木」という意味なのだそう。今では南アフリカ共和国の主要輸出品のひとつ。もちろん南アでは紅茶と並んで日常的に飲まれている。
南アを旅していたとき、さまざまなメーカーのルイボス・ティーが、スーパーにズラリと並んでいるのを、まるで金鉱を発見したように喜んだ私は、もちろんしっかり買いこんで、バッグの隙間という隙間に詰め込んで帰ってきたものだ。
ところで南アではルイボス・ティーは紅茶と同じくホットで、人によっては砂糖やミルクを入れて飲む。私はもっぱら冷やしてストレートで飲むのが好き。ゲストハウスでも、母屋のキッチンを借りて鍋でルイボス・ティーを煮立て、さましたものをボトルに詰めていると、ボーア人(オランダ系南ア人)の女主人が、「そんな飲み方、はじめて見るわ」と、怪訝な顔をしていたっけ。
ごめんなさ~い、私も緑茶に砂糖とミルクを入れている白人を容認しますから、許して。
そうやって私は、1日約1,5リットルのルイボス・ティーを飲み、おかげで暑く乾燥した地帯でも毎日絶好調だった。
そういえば、ルイボス・ティーはアレルギーに効くとかダイエットに良いとか強力な抗酸化作用があるとか、とてもたくさんの効能があり、カフェインもタンニンも含んでいないから子供やお年寄りも安心して飲めるし、「奇跡のお茶」とまで呼ばれているという。もちろんそれを疑うものではないが、いまだに私は花粉症だし(でも飲んでいなければ、もっと症状は重いかも)、痩せてもいない(でも飲んでいなければ、もっと肥っていたかも)。でもかまわない、私はこのお茶が美味しいから飲んでいる。口にあわなければ、どんなに健康に良いと言われても、飲み続けることはできないだろう。

とくにこれからの季節は毎日たっぷり飲むので、ティーバッグになったリーズナブルなものや、グレードの高いグラム売りのもの両方を、気分で使い分けしている。ナチュラルなルイボスに加えて、ときどきベルガモットやバーボンでフレーバーをつけたものも楽しむ。グレードの高いルイボスはもちろん美味しいが、南アのスーパーで買った安いのでも、ちゃんと美味しい。そのあたりが、グレード低いと飲めたものじゃないホンモノのお茶(中国茶、日本茶、紅茶)とは違う、茶外の茶の良いところだなあ。
by Tamarind-Cafe | 2005-04-20 02:49 | お茶のある暮らし









