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HandMade ローズ・ウォーター&スキン・ローション

久々にハーブのスキン・ローションを手作りしたのでアップします。
実は長~いこと忘れていましたが、このブログには、
「Beauty&Aroma」ちゅうカテゴリがあるんですよね~。
といっても私のことですから、そのような大層なカテゴリ名でも、
ゴージャスなエステや、オサレなサロンは出てきませんのであしからず(笑)。

私の「Beauty&Aroma」といえば、たいてい手作り。
手作りのスキン・ローションといえば、
いわずと知れたキッチン・コスメっつうことになります。

本日のテーマは薔薇のローション。
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ちなみにこの薔薇は残念ながらウチの庭ではなく~、
散歩コースでもある、神戸ハーバーランドのプロムナードで撮ったものです(^^ゞ。

さて本題。
薔薇の芳香蒸留水を作ります。
自然系コスメとして市販もされている「ローズ・ウォーター」のことです。

まず鍋の真ん中に、耐熱で重みのある容器を入れます。
水を300ccほど張って、薔薇のドライハーブを入れます。これは大さじ3程度。
(ちなみにこのドライハーブは、ハーバーランドで採取したもの・・ではなくて~、
中東のややアブナイ国(笑)に住む、ステキな友人から贈られてきたハーブティーです)
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カーブのついたフタをさかさまに被せます。
ガラスのフタであれば、中が見えるのでなお良し。
火をつけたら、ハーブが吹き上がって真ん中の容器に入ってしまわないよう、
よーく注意して火の加減を調節します。
容器にあるていど重みがあると、お湯がグラグラしても位置がズレ難いのです。
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キッチンに甘く清々しい薔薇の香りが漂いはじめますよ。
いい香り~。これを嗅ぐだけでもリフレッシュ♪。
でもなるだけ鍋とフタはキッチリと合うものを選び、蒸気を逃がさないようにします。
蒸気が逃げると薔薇の成分も飛んでいってしまうので「もったいない」のです。
水蒸気とともに薔薇の揮発成分が鍋ブタにつき、しずくとなってカーブをつたい
真ん中の容器に滴り落ちていきます。
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真ん中の容器にたまった水。
これが芳香蒸留水、ローズ・ウォーターです。
この方法で、ラベンターやカモマイルなど、他のハーブを使っての
芳香蒸留水を作ることもできます。
生のハーブを使う場合は、ドライハーブの倍の量で作ります。


出来上がったローズ・ウォーターは、そのままローションとして使用できます。
薔薇にはすぐれた収斂作用があるので、ひきしめ用ローションとして最適です。
なんたって薔薇は、植物の女王さま。
すべての肌質に向き、抗炎症、殺菌作用、老化防止に効果があるのです。
男性の髭剃りあとのローションとしても向いていますよ。

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鍋の中の、薔薇を煮出した液体。これはすなわち薔薇のハーブティーです。
(つまりティーバックのハーブティーを使っても良いのです)
なので、漉して、好きな濃さにお湯で希釈し、
砂糖やハチミツなどを加えて、お茶として飲むことも、もちろんできます。

そして、スキン・ローションにすることもできます。
(つまりほとんどのハーブティーはスキン・ローションになるということです)
煮出した水やハーブの量によってハーブ・ティの濃さはさまざまなので、
自分の好みに合うよう、精製水などで希釈します。

手持ちのヒアルロン酸液、植物性グリセリン、砂糖大根から抽出したベタイン等々、
自然系の保湿剤を加えて、季節や自分の肌質に合った、
しっとりorさっぱり感のあるローションを作ります。
買えばとても高価であろう贅沢なローションを、安価に作ってしまえるのが、
手作りのいいところです。
最後に、食品添加物でもあるクエン酸を少々加えると、
ローションは弱酸性になるとともに、化学反応で、
それまでお茶の色だったのが、アラ不思議、たちまち薔薇色に変化します。
ね、薔薇色になっているでしょう。

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私はこれを顔や全身にバシャバシャ使います。
これひとつで、洗顔、シャワーがいっそう楽しくなります。
長く厳しい夏の間、知らずに日焼けしてしまった肌を
これで整えていけたら、と思っています。

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ところで、もしこの記事を参考に、
初めてハンドメイド・コスメを作ろうと思われた方がいらした場合のために、
少しばかり基本的な注意を書き加えておきます。
その①ローションを保存する容器(再利用、新品にかかわらず)や、漉し器、
    その他、使用する道具類は、煮沸、またはエタノールなどで消毒すること。

その②どのような自然の素材でも、すべての人に刺激がないわけではないことを
    覚えておくこと。敏感肌、体質の方は用心して、薄く希釈したものからはじめ、
    まずは腕の内側などでパッチテストをされることをオススメします。

その③保存剤が入っていないので大量に作らないこと。小分けして冷蔵庫などで保存。
    液体がにごったり、異物が浮いたりしていたら使用しないこと。
    これは市販の「芳香蒸留水」を購入したときも同じです。
    
なんつうても、保存剤、防腐剤が入っていないものはフレッシュ、
すなわち「ナマモノ」ですからね。そのあたり自己責任、自己管理、ヨロシクです♪。

by Tamarind-Cafe | 2006-08-24 23:46 | Comfortable life  

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